ビルトイン食洗器を交換しました

自分で何度も修理をしながら十数年使用してきたビルトイン食洗器を、新しいいものに交換しました。

古い食洗器はパナソニックの「NP-P45VDPSTM」で、新しい食洗器は「NP-45MD8S」です。

買い替えにあたって調べていくと、ビルトイン食洗器の入ったキッチン天板の長さ(出っ張ているところまで含む)で食洗器のサイズが違うようで、65センチ用の大きな食洗器と、それ以外は60センチ用の食洗器をという説明のサイトもあります。

買ってからサイズが違ったという事態は避けたいので、ここのところは慎重に、時間かけすぎで調べ倒しました。

新しく購入した食洗器は、販売店Webページによっては「65センチ天板のキッチンで」という記載のところもあるけど、古い「NP-P45VD」食洗器から新しい「NP-45MD」に替えられましたという個人の方のブログもあるし、「NP-45MD」は古いビルトイン食洗器の買い替え用に作られているという記述まであります。

結果は、63センチ弱の家のキッチン天板でもビルトイン設置が完了しました。

検討中の調査で、これはいけるなと確信したメーカーの詳細寸法図面のURLを貼っておきます。

古い食洗器「NP-P45VDPSTM」の図面
https://www2.panasonic.biz/ideacontout/2009/03/19/2009031917000010.PDF

新しい食洗器「NP-45MD8S」の図面
https://sumai.panasonic.jp/dishwasher/manual/pdf/201711_zumen_NP-45MD8S.pdf

 

それではいよいよ、設置手順です

こちらが十数年お世話になった食洗器です。

昔のパナソニック食洗器はボタン類が正面についていたので、操作時に少し屈む感じでした。

まず、新しい食洗器には化粧板がついていないので、キッチンと同色の白い化粧板を外しておきます。


食洗器の下のカバーを外すと、内部の水道や下水の配管が見えます。


外すものチェック

  • 水道と繋がるホース
    (大き目の六角レンチで、狭いから少しずつゆるめる)
  • 排水パイプと繋がるホース
    (塩ビパイプとホースのゴムジョイントなのでくっついているようなら、細い工具を差し込んではがす)
  • コンセント(ブレーカーを事前に落としてください)
  • アース(あれば)

ホース・コード類は上記でOK。

そして本体を引き出すのに、食洗器の下部にある↓の鉄プレートを外します。
(両端のビス2本)


大きな本体が、実は↑だけで止まっているんです。

さあ、これで本体を引き出しましょう。

が、出てこない!

まだ止まっているネジがあるのか、少し奮闘したところ、原因は↓でした。

キッチン天板の下の折り返しているところに、本体の隙間を塞ぐためなのか、何かが貼りついていました。


黒いプラスチック製のしっかりしたずれ防止のためのものがついてます。
工具で剥がしましょう。

このしっかりしたプラスチック製は昔のもので、新しい機種には透明の薄いものに変わっていました。

これで無事に本体がでてきます。
重いので、引き出す際には気を付けてくだい。

下の古い土台も、取り除いてしまいましょう。

で、こんな感じ。

それでは、新しい土台を設置していきます。

ここからは説明書をしっかり読みながら進めていきましょう。
入っているパーツや、ネジを大きさ種類別に分けておくと作業がしやすいです。

土台の足の長さは、説明書に簡単な計算式があるので、それに基づいて長さを調整してください。カバーの上のラインが、隣の白い引き出しの頭とピッタリ合っています。

しかし、説明書を読んでいくと、カバー下部のラインを、隣の引き出しの下部のラインに合わせると書いてあります。

どっちが正しいんだよと思いながら、土台の足4本を少しづつ上げて、下のラインを合わせました。

どっちが正しいか、半信半疑で。

とりあえず、この高さで入れてみよう。

新しい食洗器を。

後ろのホース類をとめているパッキン等を取ります。

慎重に入れてゆくと、ぴったり。

結果、土台下部のラインと、引き出しの下のラインを合わせると良い。

高さがOKなので、前の梱包材なども取ってしまいます。

そして外すときに悩んだ、キッチン天板と食洗器本体の隙間を埋める板をつけましょう。

両面テープで貼る基準の位置が説明書だと分かりづらいけど、へこみの手前のラインに合わせました。

新しい機種の隙間埋め材は薄いので、また食洗器を外すようなことがあれば、抵抗もなく引き出せるでしょう。

実際のは、ほとんど隙間が無いのでなくてもいい感じだけど、ほこりが入り込まないかもしれません。

しっかり入ったら、下のカバーを外します。

水道の蛇口や、ホース類が見えます。

この段階で、本体のズレ防止金具をとめておくと安全ですね。
左右に、ビス2本だけです。

では、ホース類を繋いでいきましょう。
排水ホースとジョイントを、先に繋げておきます。

繋げるものチェック

  • 水道と繋げるホース
    (大き目の六角レンチで、狭いから少しずつしめる)
  • 排水パイプと繋げるホース
    (塩ビパイプとホースの水で濡らしてやると入りやすい)
  • コンセント(雷サージ防止をつけました)
  • アース(あれば)

これで完了かな。
食洗器のなかを見てみる。

資料や梱包のテープを残らず剥がしましょう。

この段階で食洗器のブレーカーを入れます。

説明書にそって、試運転をしてみましょう。
青いライトがオン。

給水の水道からの部分や、排水ホースのジョイント部分、その他から水漏れがないか確認します。

試運転は3分ほどで終わるので、2回してみました。
水漏れなく完了、下のカバー類を取り付けます。

なんか、白の化粧板つけなくてもいけそう。

新しい機種では操作するボタン類が内側になったので、古い機種の白い化粧板では長さが寸足らずになってしまいます。

奥さまに聞いてみると、このままで返ってキレイじゃんということで、化粧板なしで作業完了となりました。

 

ちょっと古い食洗器を見てみると…

何度も壊れては自分でなおして使った食洗器。
内部構造も、けっこう分かります。

古い機種は、開く閉じるのレバーが付いていて、これがよく壊れるという話でした。
このレバーの元のスイッチを取り寄せて、交換。
結局、これが原因じゃなかったけど、オムロンは素晴らしい会社だと知った。

基盤なんかも外してみたりしました。

お世話になりました。

水流を噴射するモータ―の内部の、逆止弁がバカになって排水しないという症状も出ました。

この原因の逆止弁に辿り着くまで、何度も分解しては組み立てて。

最後にこれは直せないと諦めたのが、乾燥ヒーターの下の底部の劣化で水が漏れるという症状でした。

これは最初、直せると思って、グラスファイバーの補修材を買って、本体を裏返した底に厚手に貼りつけていきました。

中央に見える温度センサーを外して、薄い黄色の部分が、貼りつけたグラスファイバーです。

何回か使えたけれど、熱のせいか隙間から水が漏れるようになりました。

またグラスファイバーを貼って使ってみたけれど、やっぱりダメ。

結局これで諦めたけど、これが「ブリコラージュ」の精神です。

 

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